
2007年夏
ドラッグニュース
BOHSEI PHARMACY
No.202

発行 : 株式会社 望星薬局 / 発行責任者 : 石塚英夫
住所 : 神奈川県伊勢原市桜台2-1-28 / Tel : 0463-91-4193
(http://www.bohseipharmacy.com)
シリーズ★ご存知ですか?
「麻疹(はしか)流行」

~ 漢方薬と生薬 ~
【芍薬甘草湯】
漢方薬は服用する方の体質や病気の経過を言い表す「証」にあわせて使用しますが、芍薬甘草湯は「証」によらず頓服で使用します。こむら返りや腰痛、ぎっくり腰など、急激に起こる筋肉の痙攣による痛みに効果があります。





望星北浦和薬局
薬剤師 辻 由扶子

「オクラ」は今が旬
《作り方》
① オクラは塩ずりをし、熱湯でサッとゆで、水気をきって3mm幅の輪切りにする。
② 山芋の皮をむいて適当な大きさに切り、酢水にさっと通し、すりこぎなどでたたきつぶす。ポリ袋に入れて
つぶすと便利です。
③ 種を取り除いてほぐした梅干しと、①②とを和え、かつお節をかけていただきます。
<栄養士からのアドバイス>
オクラの特徴であるネバネバとした「ぬめり」の成分は、水溶性食物繊維のペクチンと糖たんぱく質のムチンなどです。ペクチンは整腸作用に富み、便秘・下痢に効果的です。また、腸内コレステロールや胆汁酸の吸収を阻害する働きがあり、動脈硬化や胆石の予防にもなります。一方、ムチンには胃壁を保護してたんぱく質の消化吸収を助ける作用があるので、胃の弱い方におすすめです。納豆などの良質のたんぱく質と一緒に食べると、効率的に栄養を摂取することができます。他にも、カロテン、カルシウム、鉄、ビタミンB1・B2・Eを豊富に含んでおり、栄養価の高い野菜なので、疲れやすい夏の体力回復におすすめです。
(望星築地薬局 管理栄養士 川瀬 景子)
おくらの旬は夏。ハウス栽培されているため、一年中出回っていますが、最盛期は
7~8月です。黄色い花が咲いた5~6日後の若い果実を収穫します。美味しいオクラを
選ぶには、緑色が濃く、しなびていないもの、また大きくなりすぎると堅いので6~9cm
くらいのものが理想的です。
調理の際は、軽く下茹でするときれいな緑色になります。火の通りが早いので、茹ですぎないように気をつけましょう。魚を煮る時にオクラを一緒に入れると、におい消しにもなります。
ポリ袋かラップに包んで野菜室で保存し、傷みが早いので3日くらいで食べきりましょう。

● 口腔ケア ●

そろそろ夏本番、冷たい飲み物が美味しい季節です。
この時期になると喫茶店のメニューに加わるのが水出しコーヒー(ダッチコーヒー)。もともとは香りや味のきつすぎるコーヒー豆をなんとか美味しく飲む方法はないかと工夫されたことが始まりとも言われますが、水出しコーヒーの香りの良さ、苦味の抑えられたまろやかな飲みやすさは、多くの人に好まれているのではないでしょうか。
水出しコーヒーは自宅では淹れないという方も多いですが、ご自宅でも楽しめるよう、水出し
に挽いた豆や、コーヒーバック、抽出専用のポットなども販売されています。ただし、抽出に時
間がかかるので、水がくさったり埃が入ることのないよう注意して下さい。また、新鮮な水と豆
を使うこと、淹れたコーヒーはできるだけ早めに飲み切ることも美味しくいただくコツです。
コーヒーと健康に関しては、さまざまな調査や研究により、良く知られた利尿作用や眠気を抑
えるなどの効果の他、様々な効果が示唆されています。善玉コレステロールを増やして動脈硬化
を防ぐ、肝臓がんや直腸がんのリスクを減らす、香りにより脳が活性化する、胃液の分泌を高め
て消化を助ける、エネルギー消費や脂肪分解を促すなどです。これらの効果は、飲む量や飲み方、
タイミング、体調によって異なります。
味や香りを楽しみながら飲むことこそ、一番の健康法でしょう。

望星薬局では、下記電話番号にて365日、薬剤師がお薬に関する電話相談にお応えしています。かかりつけの望星薬局がお休みの際は、お気軽にご利用下さい。また、ホームページからのお薬相談も受け付けています。
TEL 0463-94-4193 望星薬局(伊勢原) 24時間受付
TEL 03-3541-1193 望星築地薬局(伊勢原) 受付時間9時~17時
URL:http://www.bohseipharmacy.com
私も大のコーヒー好きです。目覚めから寝る前まで1日の様々なシーンで楽しんでいます。
(編集担当 藤崎)(※本誌に関するお問い合わせは℡0463-91-4193)
【甘草】
甘草の名前のとおり、独特の強い甘味を有し、その甘さは砂糖の150倍とも言われます。地下をはう茎根や根が薬になります。歴史は非常に古く、洋の東西を問わず利用されてきました。最古の医学書といわれる「ヒポクラテス全集」に紹介され、エジプトのツタンカーメン王の墓からも発見されています。また、中国の「神農本草経」という2000年ほど前に書かれた薬に関する書物にもその記載があります。日本には、奈良の正倉院に輸入された甘草が保存されていますし、江戸時代に甲州で栽培されていたという記録もあります。
甘草の薬効成分は、グリチルリチンとその分解物グリチルリチン酸などで、鎮痛・鎮痙、解毒、肝機能改善、去痰、消炎、抗アレルギーなど、とても多くの効果が確認されています。最近では、グリチルリチンに免疫の活性を高める作用があることも分かり、免疫力が低下するエイズの治療薬としても
注目されています。甘草の効果は「急を和し、百毒を解す」と表現され、
急な痛みなど症状が激しい時には効果があり、激しくない時にはあまり
効果がないという特徴があります。
甘草は別名「国老」といいますが、国老とは帝王を意味する言葉です。
「あらゆる薬の中心となる生薬」ということからこの名が与えられたと
言われています。その名のとおり、漢方処方中の成分生薬相互の作用を
和する力があるとして、8割以上の漢方処方に配合され、最も使用量の
多い生薬です。
~お詫び~
前回のドラッグニュース春号(No.201)「くすりQ&A」の文中「角膜嚢」は「結膜嚢」の誤りでした。














