痛風はその名のとおり、風に当たっても痛むいうほど激しい痛風発作をもたらします。
発作の原因は、”尿酸”です。血液中に、さまざまな原因で尿酸が増えすぎると、体のあちこちに
尿酸塩(尿酸の結晶)がたまり、痛みを起こします。尿酸の産生は全体の6/7が体の中で合成され、
残り1/7が食事からの摂取になります。排出は、尿や便から行われます。産生過剰や排出低下が、
尿酸値を高くします。
血液中の尿酸値が高いだけで、他に症状がない場合は、高尿酸血症と呼ばれています。診断基準は、尿酸値7.0mg/dlを超えると、高尿酸血症と診断されます。
尿酸値は6.0mg/dl以下がよいとされていますので、注意しましょう。

食事のポイント

 肥満に注意
 痛風は、太っている人に多いことがわかっています。太っている人が体重を落とすと、たいがい尿酸  値が下がります。 
 食べすぎている人は食べる量を適正にし、減量に努めます。ただし、食事を極端に減らすと尿酸値が  上がることもあるので注意しましょう。減量はゆっくりと行います。

控える食品

 プリン体
  
プリン体は尿酸のもとになる物質です。痛風を予防するには、プリン体を多く含む食品を続 けて多量にとらないことも必要です。プリン体は煮ると煮汁に移るので、肉類は煮て料理し、 煮汁を飲まないようにします。

・高プリン食品
  126500mg:まいわしの干物、煮干し、かつおぶし、鶏レバー
  101125mg:大正えび、あじの干物、豚・牛レバー、肉スープ
・中等度プリン食品
  75100mg:するめいか、車えび、しゃこ、さんまの干物、牛・豚腎臓、牛心臓、
              大豆、かつお、たら、にじます、まいわし

                                      (プリン体含有量=食品100gあたり)

 アルコール
  アルコールは、とりすぎると尿酸の排泄が悪くなり尿酸値を上昇させます。
 さらに、食欲を増進させ、暴飲暴食のもととなって肥満につながります。


  アルコールの目安量は1200kcal程度とし基本的には控えましょう。
  
  アルコールの1日の目安量
・日本酒⇒1合(180ml)
・ウイスキー⇒ダブル1杯(60ml)
・ビール⇒
1缶(350ml)

摂りたい食品

 野菜、海藻
  高尿酸血症の人は尿が酸性に傾きがちです。尿酸はもともと水に溶けにくい物質ですが、酸 性になることでますます溶けにくくなります。すると尿酸の結晶が析出し、尿路結石を引き起 こしやすくなります。
 尿のpHをアルカリ性に保つために、野菜、海藻類を積極的にとりましょう。ただし、結石の原料となるシュウ酸を多く含むほうれん草や青菜などは量を控えるようにします。

 
 水分
  水分を十分にとり、尿酸を尿と一緒に排泄することが大切です。「水分が大切」であること を誤って、「ビールを飲むとよい」と言う人がいますが、これは逆効果です。 アルコールは 尿酸値を上げる方向に働きます。

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